ありのままの。

ありのーままのー姿見せるのよ

ありのーままのー自分になるの

社会現象にもなったアナと雪の女王の主題歌。

主人公がすべてから解放されて歌うさまは

小さな子どもから大人までの共感を誘いました。

 

さて、ありのままって?

 

難しいですよね。

だってものごころついてからありのままの自分を出すなんて

とっくにやめてしまっているはず。

今さらありのままって言われても

どんな自分がありのままなのかさえわからないのではないでしょうか。

 

対人関係が苦手、恋愛がうまくいかない、仕事の成果が上がらない、

こういう問題ってすべて自分以外の人間に意識が向かっていませんか。

自分の意見があっても口に出すと誰かから反対されたり、否定されたり。

ひどい時には馬鹿にされたりしてトラウマになっている自分がいたりします。

それが怖くて、わずらわしくて、口に出す前に

「いやいやそんなわけないし」「嫌われたくないし」「怒られるし」と

自分で先に否定をしてしまう。

そんなクセが知らず知らずのうちについてしまって

自分の意見、思考、感情を意識の奥底に沈ませています。

その意識は決して消えてなくなるわけではなく

潜在意識という名前に変わって何層にもなった心の底辺に横たわり続けます。

 

そう、ありのままって潜在意識のことだったんです。

 

この潜在意識をほじくりだして表現すること。

それがあのアナと雪の女王の主人公に皆が共感する理由なんです。

 

このありのままの自分は

過去の出来事、周囲の状況、自分の行動などの記憶、感覚的な印象、感動した思い出、

成功体験、失敗体験・・膨大なデータペースとなって休むことなく稼働しています。

そして夢の中や、とっさの判断、直感的なひらめき・・そんな具合にひょっこり顔を出す時があります。

でもそこにいつでも自由にアクセスして

そのデータを活用しない手はありませんよね。

他人のパソコンのデータをハッキングするわけではなく

自分だけの膨大で貴重なデータなのですから。

 

そこへアクセスする方法は、

根気よく回路を作ることが大切です。

今まで飲み込んでいた意見をその日のうちに自分に対して書き出すなり声に出すなりして表現してみる。

目の前のこと、皿洗いでも雑巾がけでも草むしりでも料理でもなんでも丁寧に無心で取り組んで見る。

腕組みする時、交差する腕を逆にする、靴を履く時の順番を逆にする、駅までの道順を変えてみる、など

いつもと違ったことをしてみる。

それだけじゃない、あなたに合ったいろんな方法があるのです。

人に肯定してもらう前にまず自分が自分を肯定してみる。

その方法に気づいた時、周囲を凍らせるだけではない、温めることだってできる

あなたの特別な能力が開花するのです。

 

応援しています。

ぜひやってみてください。