いつまでそのままでいる?

星の名前を覚えると

夜空を見上げるのが楽しくなり、

花の名前を覚え得ると

毎年その花の咲く時期が待ち遠しくなります。

でも毎日乗っている中央線と山手線の駅名を覚えても

通勤電車に乗るのはちっとも楽しくなりません。

フシギダネ。

ポケモンを捕まえながら

夕飯の買い物帰りに見える山のシルエット。

 

手相カフェ・テオのある青梅は奥多摩パワースポットへの入り口。

夕日が落ちるのは

ちょっといかり肩の大岳山の左、つづら岩のあたり。

御前山、日出山、御岳山と続いて

日本百名山のひとつ、雲取山。

そして登るのが辛かった川苔山。

縦走が楽しかった惣岳山、岩茸石山、高水山。

 

何万年も前からそこにある山はいつまでそこにあり続ける?

何万年も前から咲き続ける花はいつまで毎年咲き続ける?

 

山の斜面に立って耳を澄ませると

見えてくるもの、聞こえてくるものがあります。

 

落ちる夕日に取って代わって

今日の夜空に昇る月は

どうやら満月の面持ち。

 

自分の無意識に光が当たるような

長い長い光の帯です。